1. オンライン授業・研修の需要の高まり
近年、Web会議システムの品質が向上してきたことで、オンラインでの授業や研修が少しずつ広がっています。それが、昨今の新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業の導入検討が一気に急務となりました。オンラインでの授業は、感染症対策としてだけでなく、災害大国である日本では、地震・水害等の災害時に人の移動が制限される場合も非常に効果的です。また、平時でも人の移動に伴う手間やコストも省くことができます。
オンラインで授業を行なう体制を整えておくことは、学校・学習塾・企業にとって非常に重要です。新型コロナウイルス終息後も、単純に集合型の授業に戻すのではなく、運営・講師・受講者、それぞれの事情を考慮しながら、上手にオンライン授業を活用することが求められていくでしょう。
オンラインでも通常の授業と同様の手法で授業を行ないたい講師が多数だと思いますが、ここで問題となるのが「板書」です。通常の授業においてもあらかじめ資料を作成するなど、板書をしない講師も増えましたが、授業において、板書は非常に重要です。板書によって授業内容や講師が伝えたいことを視覚化するだけでなく、書くことによって受講者の意識をホワイトボードや黒板に集中させることが可能となります。
本コラムでは、白板家を活用したオンライン授業での効果的な板書共有、という点について紹介していきます。